RT-400KIのUSBポートで簡易NASを実現!

NTTのフレッツ光で使われているリコー製のルータには、取説上は使用不可となっている、謎のUSBポートがあります。

うちでレンタルしている機種はRT-400KIですが、これより過去の機種で、このUSBポートを使って簡易NASを実現したという情報は幾つか見つかりますが、この機種での情報がありませんでしたので、社内のネットワーク機器交換の傍ら、実験してみました。
結論から言うと、他の機種同様、問題なく簡易NASが実現できました。

RT-400KI背面のUSBポートにUSBメモリを差し込んで使用中

RT-400KI背面のUSBポートにUSBメモリを差し込んで使用中

 

手順は、ネット上にある旧機種での手順と全く同じですが、おさらいとして以下にまとめておきます。

 

1.まず、USBメモリ(或いはUSB接続するドライブ)に、「HomeICT」という名称のフォルダを作成します。

2.作成したフォルダに適当なファイルをコピーした後、USBメモリをルータのUSBポートに差し込みます。

3.エクスプローラなどで、「\\RT-400KI\HomeICT」にアクセスし、フォルダの内容が見えることを確認し、このフォルダをネットワークドライブに設定します。

4.適当なファイルをコピーするなどして、正常に読み書きができることが確認できれば完了です。

 

注意点としては、USB接続するドライブ(メモリ)はFAT(FAT32等の)フォーマットでないと認識されない、ということ。

NTFSのフォーマットのドライブを接続してみましたが、見事にフォーマットを認識できませんでした。

 

やってみれば、あっけないほど簡単ですが、こうした使い方ができることが公開されていないので、知る人ぞ知る、的な状態になっていますので、興味のある方に参考になれば。
今回は、当方はあまり出来のよくないELECOMのUSBメモリを使ったため(余っていたので)、速度面の良し悪しは分かりませんが、ネットワークドライブとして各機器から利用する分には、何ら問題ない印象です。
自宅での複数台のパソコンのファイル共有や、小規模な企業でのファイル共有程度が目的なら、必要かつ十分に使えると思います。
但し、USBメモリを利用する場合は、データのバックアップを忘れないように。

データが飛んだら、おしまい、ですから。
くれぐれも、NTTのサポート対象外の使い方ですので、自己責任で。

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